日本の金融業界はかつては護送船団方式が取られたと言われ、国の主導の元各企業が横並びのサービスを提供していました。その後時代の変化により金融の自由化が進み、それと同時に外資系の金融機関が多く日本で会社を設立したり買収したりして日本の業界に食い込んで来ました。現在日系の金融業界に勤務している人が転職を検討しているのであれば、外資系の金融会社を選択肢に入れておくと良いかも知れません。金融業界の中でも外資系が強いのが保険業界で、損保会社をはじめ生命保険会社などでも外資系のシェアが高まっています。日系企業で学んだ保険を外資系企業で生かせますし、日系企業にはなかった海外の保険商品の知識なども増やせメリットが多いと言えそうです。
IT業界と言えばパソコンなどのハードとそれを動かすソフトがあり、日本企業にもそれぞれで強みのある会社があります。ただ最近はハードやソフト以外にインターネット上で提供されるサービスが重要視されていて、その分野に関しては日本企業は世界の企業にやや遅れを取っていると言わざるを得ません。現在日本のIT企業でエンジニア職として勤務をしているのであれば、外資系のIT企業への転職を考えてみると良いでしょう。日本のネット環境においても外資系企業のサービスが提供され、さらにシェアを伸ばしたいと考えている企業は日本人技術者を求めています。日本の企業でエンジニアとして得た知識や技術を世界の会社で生かせますし、新しい技術を身に着けられる可能性もあるでしょう。